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コラム

コスプレイヤーズアーカイブの代わりになる?新サービスCOSMAが目指す、次のコスプレ業界

COSMA編集部
コスプレイヤーズアーカイブの代わりになる?新サービスCOSMAが目指す、次のコスプレ業界

コスプレイヤーズアーカイブを最初に知ったのは、たしか数年前のことでした。

当時、コスプレイヤーが情報を共有したり、衣装を売買したり、撮影者とつながったりする場所は、Archive以外に事実上ありませんでした。Twitter(当時はまだXじゃなかった)と並ぶ、コスプレ業界の"ハブ"だったと思います。

正直に書くと、私はArchiveで売買をしたことがありません。SNSとしては数年見てきましたが、衣装の売り買いはずっとメルカリでしていました。なぜか? Archiveの売買はDMでの直接やりとりが基本で、なんとなく不安だったからです。

でも、Archiveを否定したいわけではありません。むしろ逆で、 Archiveがあったからこそ、コスプレ業界の今がある と思っています。日本中のコスプレイヤーが集まる場所をゼロから作った功績は素晴らしいものです。

ただ、そのArchiveを数年見続けてきて、最近こう思うようになりました。

「コスプレ業界のハブ」の形は、そろそろ次の段階に行くんじゃないか。

この記事は、Archiveを利用していた一人として、そして新しいプラットフォーム「COSMA」を作っている立場から、課題とこれからの選択肢を整理してました。

コスプレイヤーズアーカイブが果たしてきた役割

コスプレ専用SNSとして唯一無二の存在だった

Archiveが登場するまで、コスプレイヤーが集まる「専用の場所」は存在しませんでした。

Twitter、mixi、各種掲示板にコスプレ情報は散らばっていて、レイヤー同士がつながるにも撮影者や仲間を探すにも苦労したと思います。

Archiveはそこに、はじめて「コスプレ専用」という旗を立てたサービスでした。プロフィールにキャラクター履歴を整理できる。撮影会の募集ができる。同じ作品を演じている人を探せる。

これらが一箇所でできる場所は、当時としては革命的だったと思います。

「コスプレイヤーが集まる場所」をゼロから作った功績

ネットワーク効果のあるサービスは、最初の数百人を集めるのが1番難しく大変です。

コスプレイヤーズアーカイブは、その困難を乗り越えて、日本中のコスプレイヤーが「登録しておく場所」になりました。

コミュニティを作るというのは、機能を作るより何倍も難しくArchiveは長い時間をかけて、その場を育ててきました。

デザインや機能は数年前から大きく変わっていない

ここからは率直に書きます。Archiveを長く見てきた人なら、おそらく感じていることだと思いますがデザインや機能は、数年前からほとんど変わっていません。

コミュニティとしての価値は今も健在で、登録者数も継続的に増えています。

その一方で、サービスとしての進化は、ユーザーの期待に追いついていない部分があるように思います。

特に、後で詳しく書く「売買」「比較」「スキルの換金」という3つの領域については、Archiveだけではカバーしきれない課題が見えてきました。

コスプレイヤーが直面している3つの課題

ここからは、私自身がCOSMAを作る前にリサーチを重ねて来たなかで見えてきた、コスプレイヤーが直面している課題を3つに整理します。

課題①:売買がDM直接やりとりで不安が大きい

ArchiveやXでの衣装売買は、基本的にDMでの直接やりとりだと思います。

相手が信頼できる人かどうかは、プロフィールやフォロワー数、過去の投稿などから自分で判断するしかありません。

お金を先に振り込んだ後、商品が届かないリスクや、商品を送った後に「届いていない」と言われるリスクがあります。

トラブルが起きても、そこに運営が間に入ってくれる仕組みはありません。

実際、コスプレ界隈では「DM取引で詐欺にあった」という話は珍しくありません。

被害額が数千円から数万円規模なので警察沙汰にしにくく、泣き寝入りするケースが多いと聞きます。

私はメルカリで衣装を10着ほど買ったことがありますが、すべての出品者が3日以内に発送してくれて、対応も丁寧でした。

1着だけ思ったよりサイズが小さかった経験はありますが、トラブルらしいトラブルは一度もありません。

これは、メルカリに エスクロー(運営が代金を一時預かりし、商品到着後に出品者に送金する仕組み) という安心に取引できるものがあるからです。

出品者も購入者も、運営という第三者が間に入ることで安心して取引することができると思います。

コスプレ業界には、この「当たり前のインフラ」が長らく存在しませんでした。

課題②:同じキャラの衣装を「比較」する手段がない

これは、メルカリで実際に衣装を買って気づいたことです。

メルカリの仕組み自体は素晴らしいのですが、「同じキャラクターの衣装を比較する」のがとにかく難しい。

検索キーワードがバラバラ(公式名・略称・あだ名)、出品者ごとに記載項目が違う(サイズ、素材、付属品の有無)、画像の撮り方も統一されていません。

「同じキャラの衣装を3つ並べて、価格・サイズ・状態などを比較する」ということが、メルカリやヤフオクでは大変ではないでしょうか。

これはメルカリが悪いわけではなく、汎用的なフリマだから仕方がありません。

コスプレ衣装も、普段着も、釣り竿も、おもちゃもすべて同じ検索画面に表示されてしまうので、コスプレ特化の比較ができないのは当然です。

ただ、コスプレを買う人の体験としては、明確な不便がここにあります。

課題③:コスプレで磨いたスキルが、コスプレの中で閉じてしまう

ここが、私が一番書きたかった話です。

コスプレイヤーのみなさんは本当にクリエイティブで多彩な方が多いです。

  • 衣装製作(パターン引き、縫製、装飾、加工)
  • メイク(特殊メイク、傷メイク、変身メイク)
  • ウィッグの加工とスタイリング
  • 小道具の造形(武器、装飾品、防具)
  • 撮影・それにかかるディレクション(ライティング、構図、世界観設計)
  • SNS運用と自己ブランディング
  • Photoshopでのレタッチ・加工技術
  • ROMの企画・編集・販売

などなど。

これらのスキルが、ひとりのコスプレイヤーの中に複数存在することも珍しくありません。

本来であればイラストレーター、ハンドメイド作家、フォトグラファー、デザイナー、編集者、SNSマーケター——複数の職業を横断するレベルのクリエイティブスキルです。

ところが、現在のコスプレ業界では、そのスキルが社会的に換金される機会が少ないのではないでしょうか。

換金経路は、現状ほぼ3つになると思います。

  1. 一部のトップレイヤーがタレント・グラビア化する
  2. 同人即売会で衣装ROMを販売する
  3. 不要になった衣装をフリマで売る

それ以外のレイヤーが、自分のスキルを「コスプレ以外の仕事」につなげる経路は、ほとんど整備されていません。

イラストレーターには、SkebがありSKIMAがあり、ココナラがあります。

音楽クリエイターには、AudiostockやYouTube収益化があります。

映像クリエイターには、フリーランスの請負市場があります。

でも、コスプレで磨いた「衣装製作スキル」「特殊メイクスキル」「撮影ディレクションスキル」を、コスプレ以外の文脈に持ち出して仕事にする市場インフラは、ほぼ存在しないのが現状です。

人の前に立つ、タレントやグラビアだけでなく、作り手側につながる機会がとても少なく感じます。

わたしはそこの方々にもスポットにあたってもらいたいです。

市場がないから、スキルを持っているのに食えない。食えないから、続けられない。年齢やライフステージが変わったので好きなコスプレが続けられない。続けられないから、業界全体のクリエイティブの天井が上がらない。

私がCOSMAを作っている本当の理由は、ここにあります。

衣装の売買は、第一歩です。

最終的に目指しているのは、コスプレイヤーが磨いてきたスキルが、コスプレの内外を問わず仕事やつながる場所を作ること。

もちろんこれは時間がかかりすぐにはできません。

最初の一歩として「安全に衣装を売り買いできる場所」が必要だ、と判断しました。

既存の選択肢を整理する

現状のコスプレイヤーが取れる選択肢を整理してみます。

メルカリ・ラクマ(汎用フリマ)

繰り返しになりますが、メルカリの体験は良いです。エスクローがあり、配送のトラブルも少なく、大手だから安心できると思います。

その一方、コスプレ特化の検索・比較ができない、「素材の伸縮性」「ウィッグの状態」「付属品の有無」など、コスプレ特有の重要情報が記載されていないことが多い点です。

「とりあえず安全に売買したい」「特定キャラにこだわりがない」場合は、現状ベストな選択肢のひとつだと思います。

X(旧Twitter)でのDM取引

価格は最も柔軟で、レアな衣装が見つかる可能性も高いです。コスプレイヤー同士の文脈が共有されているので、説明が簡潔でも伝わります。

弱点は、トラブル時に守られないこと。エスクローもなければ運営の介入もない。完全に「相手を信じる」前提の取引です。常連同士なら成立しますが、初対面の相手とのDM取引は、率直に言ってリスクが高いと感じます。

コスプレイヤーズアーカイブ

SNSとしての価値は今も健在です。コスプレ仲間を見つけたり、撮影者とつながったり、自分のキャラ履歴を整理したりするには、依然として有力な選択肢だと思います。

ただし、売買機能としては基本的にDM取引と変わらないため、「安全に取引したい」「衣装を比較したい」というニーズには応えきれていません。

コスプレイヤーの次なる場所は?

これらを踏まえて、コスプレ業界の次なる場所の条件を整理しました。

売買の安全性

エスクローと明確な手数料体系。トラブル時に運営が間に入る仕組み。これは最低条件です。

比較しやすさ

同じキャラ、同じ衣装、同じ状態のアイテムを横並びで比較できる検索体験。コスプレ特化のメタデータ(キャラ名、作品名、サイズ、付属品、状態)が標準化されていること。

コスプレ情報の一元化

イベント情報、衣装情報、コスプレイヤー同士のつながり、撮影者とのマッチング。これらが「あちこちに散らばっている」のではなく、ひとつの場所で完結すること。

長期的には、コスプレイヤーのスキルが社会的に評価される場所

これが一番大事です。衣装売買は手段であって、目的ではありません。

コスプレで磨いたスキルが、コスプレの内外で正当に評価され、仕事につながる場所をみんなで育んでいくこと。

COSMAという選択肢

ここまで読んでくださった方には、流れとしてCOSMAを紹介させてください。

立ち上げ期、まだ出品数は少ない

COSMAはリリースしてまだ1ヶ月程度で、出品数もユーザー数もまだまだ少ない状態です。今すぐ「Archiveやメルカリの完全な代替」になれるわけではありません。

ですので、「今日明日、急いで衣装を買いたい」「とにかく品揃えが豊富な場所がいい」という方には、現状はメルカリやArchiveの方が選択肢として現実的かもしれません。

COSMAには、以下の土台があります。

  • エスクロー方式 :購入代金は運営が一時預かりし、商品到着後に出品者へ送金されます
  • 手数料5% :メルカリ(10%)の約半分。出品者の手取りが大きい設計です(現在は取引手数料0%キャンペーン中)
  • コスプレ特化の検索 :キャラ名・作品名などで絞り込み・比較がしやすい設計

これは、課題①と課題②に対する直接的な答えです。

買う側の方は、まず出品中の衣装一覧から気になる作品名やキャラ名で検索してみてください。手放したい衣装がある方は、出品ページから数ステップで掲載が始められます。

目指している先

そして、長期的に目指しているのは、課題③に対する答えです。

衣装売買から始まって、その先にコスプレイヤーのスキルが多様な形で換金される場所を作ること。撮影スキル、衣装製作スキル、メイクスキル、世界観設計スキル。それらが業種を超え外の世界とつながること。

COSMAというサービスが、その役割を果たせるかどうかも正直まだわかりませんが、私はその世界を目指したいと思いました。

これからどう選ぶか

最後に、いま読んでくださっているあなたが、どの選択肢を選ぶべきかを整理します。

SNS的な交流を続けたい

→ Archiveを使い続けるのが、現状ベストだと思います。コミュニティとしての価値は依然として大きいです。

安全に衣装を売買したい

→ メルカリか、COSMAをお試しください。COSMAは出品数こそまだ少ないですが、コスプレ特化の検索性と低い手数料で、出品者・購入者ともに使いやすい設計になっています。買いたい人は衣装を探す、売りたい人は出品ページからどうぞ。

コスプレを「次の何か」につなげたい

→ COSMAの今後を見ていてほしい、と書くしかありません。今すぐ提供できるサービスではないですが、コスプレイヤーのスキルが正当に評価される場所を作るために動いています。

まとめ

コスプレイヤーズアーカイブは、コスプレ業界の歴史を作ったサービスです。その功績は、今後どんな新しいサービスが出てきても変わりません。

ただ、業界が次のフェーズに進むためには、Archiveだけではカバーしきれない領域「売買の安全性、比較のしやすさ、そしてコスプレイヤーのスキルが社会的に評価される仕組み」を作っていく必要があると思っています。

COSMAは、その挑戦の最初の一歩です。まだ始まったばかり完璧なサービスではありません。

でも、わたしはコスプレ業界をもっと盛り上げていきたいです。

もしこの記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら、ぜひCOSMAを覗いてみてください。そして、あなたの感想や要望を、いつでも教えてください。

新しい場所を一緒につくりましょう。


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よくある質問

コスプレイヤーズアーカイブとCOSMAの違いは?+

コスプレイヤーズアーカイブはコスプレ専用SNSとしての交流が主軸で、衣装売買はDMでの直接やりとりが基本です。COSMAは安全な売買 (運営が代金を一時預かりするエスクロー方式) と、キャラ名・作品名で絞り込みやすいコスプレ特化の検索を主にした C2C マーケットです。役割が違うので、当面は併用がおすすめです。

メルカリとCOSMAはどちらが安全?+

どちらもエスクローを採用しており、安全性の基本は同等です。違いは手数料 (COSMA は 5%、メルカリは 10%) と検索の使い勝手で、コスプレ衣装に絞って比較したい方や出品者の手取りを多くしたい方には COSMA が向いています。

COSMAの手数料はいくら?+

通常は販売価格の 5% です (メルカリの約半分)。リリース直後の現在は取引手数料 0% キャンペーン中なので、出品時の負担はゼロで使い始めることができます。

COSMAではどんなアイテムを出品できますか?+

コスプレ衣装、ウィッグ、靴、小道具、装飾品、メイク用品など、コスプレ関連のアイテムを中心に出品できます。コスプレ特化のメタデータ (キャラ名・作品名・サイズ・状態) を入力する設計なので、購入者に届きやすい形で並びます。

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